2020/6/3
ステラーラUC適応拡大記念 Web Seminar
東京山手メディカルセンター炎症性腸疾患内科 診療部長 吉村直樹先生講演
前回講演後からわずか1週間で 今度は潰瘍性大腸炎患者さんに対してのバイオ製剤:ステラーラの使い方を
教えてくれた講演 吉村先生 本当にすごいですね!!!
ステラーラは症状のあまり重くない中等度の患者さんではレミケードなどの抗TNF-α抗体と同じ程度に素早く
効果がでるそうです。また徐々に効いてくる症例も多く、投与開始後8週目で効果なくてもあきらめずに
16週までひっぱると効果がでてくるそうです。
また維持療法になると投与間隔は12週毎ですが8週毎の短縮投与の方が成績がよくなります。
ステラーラに最も適した患者さんはバイオ製剤投与前で入院するほど重くない方とのことです。
またイムランの併用はいらないとのことです。 初回だけ点滴で以後は皮下注のステラーラは
患者さんにとって利便性の高い治療なので、今後使用する機会が多くなることでしょう。