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院長プロフィール

石田 哲也

石田消化器IBDクリニック院長
元大分赤十字病院 消化器科部長

大分医科大学大学院(病理学)卒業後、米国にて生理学を学ぶ
帰国後、炎症性腸疾患(IBD、潰瘍性大腸炎、クローン病)を専門に研究・診療

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医
  • 日本消化管学会胃腸科指導医
  • 日本プライマリーケア連合学会専門医
  • 日本消化器病学会九州支部評議委員
  • 大分大学医学部臨床教授

略歴

1989年3月 大分医科大学医学部卒業
1989年4月 大分医科大学内科第一入局
1994年12月 大分医科大学大学院(病理学)卒業
1995年4月 米国ルイジアナ州立大学医療センター(生理学)留学
1996年12月 米国オハイオ医科大学(生理学)留学
1997年6月 山香町立国保総合病院 内科医師
1999年6月 大分医科大学 内科第一 医員
2002年11月 大分医科大学 内科第一 助手
2003年9月 大分赤十字病院 消化器科 医師
2004年4月 大分赤十字病院 消化器科 副部長
2005年4月 大分赤十字病院 消化器科 部長
2016年11月 石田消化器IBDクリニック院長

患者様への想い

専門クリニックを立ち上げた理由

日赤から当クリニックを立ち上げた一番の理由は、日曜日に患者様が受診できるようにしたかったことです。
潰瘍性大腸炎、クローン病の患者様は、学校に通っている若い世代の方が多いので その方たちの日常生活が受診、治療のため制限されないようにする、病気でない方たちと同じように日常生活を送ることができるようにするのが目的でした。

専門医師との出会いの場として

潰瘍性大腸炎、そしてクローン病。
一般的にこれらを総称して炎症性腸疾患(IBD)と言います。
IBDは国から難病に指定されていますが比較的珍しい病気で、普通の方は病名をあまりご存知でないと思います。

多くの方は腹痛、血便、下痢などの症状をお感じになられて近くの病院を受診し、「潰瘍性大腸炎かもしれない」「クローン病かもしれない」と言われて初めて病名を知るのです。
そしてIBDの特徴として、若い世代(10~30代)に多いということが挙げられます。 進学、就職、結婚、出産など、この先様々な多くの人生のイベントを控えている若い世代の方々が、初めて耳にする難病と向き合い続けることになるのです。

IBDは難病ではありますが、多くの方は一般的な治療で治すことが可能です。 ですが、なかには治療が難しい方がおられて、継続的に治療を受けても良くならない場合があります。

こうした難治の患者様を治療する時、やはりそれ相応の専門的な知識・経験が必要で、進行すればするほど治療が難しくなりますので、“できるだけ早いタイミングで専門の医師と出会い、効果的な治療を受けてもらいたい”、そういう思いを込めてこのクリニックを立ち上げるに至りました。

運命的なめぐり合わせに導かれて

私は大学時代、白血球の炎症のメカニズム、そしてアメリカ留学時代には消化管の炎症のメカニズムの研究を行っていて、IBDは消化管で炎症が起こる病気ですので、自分がかつて行っていた基礎研究と、実際の病気への治療方法がマッチするという幸運に恵まれました。

またアメリカ留学から帰国し、大学病院で臨床医として働くようになった1999年というのはIBD医療のターニングポイントとも言える時期で、1999年には白血球除去療法、2002年には生物学的製剤の1つである抗TNF-α抗体製剤と大変効果的な治療方法・お薬が登場しました。
帰国後、大学病院で臨床医としてIBDの患者様の治療に携わる中で、これらの新たな治療方法・お薬の登場はエポックメイキングな瞬間であり、難病で苦しむ患者様への光となるものでした。

かつて自分が行ってきた基礎研究と実際の治療とのマッチング、そして帰国したタイミングで効果的な治療方法・お薬が登場するという、まさに“運命”とも言えるこうしためぐり合わせに導かれるようにして、私はIBDの専門的な治療の道を進むようになったのです。

“一生治らない病気”が治療できるように

「進学は諦めましょう」「就職は難しいかもしれません」「お子さんが産めないかもしれません」
かつてIBDの患者様にはそう言わざるを得ませんでした。
継続的に治療を受けてもなかなか良くならず、しかも若い世代の患者様が多いので、入退院を繰り返したため学校に通えない、就職して仕事に励むことができない、妊娠することができないなど、患者様が一番つらい思いをされていたわけですが、私たち治療する側にとってもそれはつらいことでした。

それが2002年頃を境に、状況が一変することになります。
効果的な治療方法・お薬が登場することで、これまで“一生治らない病気”が「治療」できるようになったのです。(ここでの「治療」の意味は 正確には 投薬により症状が改善して入院が減り 手術を受けなくて済むようになることです。残念ながら治癒するわけでありませんが継続して加療することにより症状を長期にわたり抑えることが可能になり 普通の方と同じような社会生活を送ることができるようになりました。)

これは実際に私が治療した患者様の話なのですが、その方を12歳頃から診させていただいていて、最初は入退院を繰り返すような状況だったのですが、現在では子供を出産されて当クリニックの外来診療へお越しになられています。

また、クローン病が進行して手術を受けられた患者様がおられて、手術を受けたことで「将来、看護師になりたい」という夢を一度は諦めたのですが、治療を継続するうちにだんだんと良くなり、今では「今度は私が病気で苦しむ方を支える番」という思いで看護師として活躍されています。
こうした患者様と出会うたびに、心から「良かった」と思います。

患者様と共に歩む

こうしてIBDを治すことが難しかった“過去の治療”、そして「治療」できるようになった“現在の治療”、そのちょうど転換期にIBD医療に携われたことはとても幸運なことだったと思っています。
かつて“一生治らない病気”とされていた難病と向き合い続けた患者様の苦しみを知っているからこそ、効果的な治療方法・お薬が使えるようになった今の患者様の心にも寄り添うことができるのです。

医療である以上、何らかの形で患者様の人生に関わることになるわけなのですが、IBDは発症年齢が若いということから、他の病気以上にその方の人生に長く関わり、共に歩んで行くことになると思っています。
これまでの20年近いIBDの治療の中で、子供から大人へと成長された方、就職して元気に仕事されている方、結婚してお子様を出産された方など、色々な患者様の人生に触れて参りました。
「少しは皆様の人生のお役に立てたのでは?」と思っております。

“患者様と共に歩む”というのは決して大袈裟ではなく、東京で仕事をされている方が大分に戻られた時、当クリニックへお越しいただくことがあるのですが、その時「ずっと調子が良いです」と笑顔でおっしゃられるのを聞くと、本当にうれしくなり、その方の人生に関われた喜びを感じます。

メディア掲載

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