2021/1/22 ゼルヤンツ潰瘍性大腸炎Web講演会

~潰瘍性大腸炎における最新治療~

名古屋市立大学 谷田 諭史先生 講演

 

谷田先生が潰瘍性大腸炎患者さんに対するゼルヤンツの的確な使用方法を教えてくれました。ゼルヤンツは潰瘍性大腸炎の症状である下血 血便 腹痛 下痢などの症状を素早く改善することができるので入院が困難であるけれども臨床症状を早く改善してあげたい症例が最もよい適応です。抗TNF-α抗体(レミケード、ヒュミラ、シンポニー)効かなくなった症例にもよく効きます。腸管外合併症で関節痛がある患者さんもよい適応です。副作用は他の分子標的薬よりも多く まずは帯状疱疹、血球減少に注意が必要です。帯状疱疹の予防には従来の生ワクチンでないシングリックスが臨床で使用できるようになりました。