2021/11/5 JDDWランチョンセミナー

関西医科大学 教授 長沼 誠 先生が潰瘍性大腸炎に対するヒュミラの使用方法を講演してくれました。

潰瘍性大腸炎患者さんは臨床寛解(下痢 下血 腹痛などの症状がない)の状態でも30%に内視鏡で潰瘍 びらんなどの炎症が残っています。特に下行結腸のみに炎症が残存するかたもいます。軽微な炎症でも治療したほうが再燃しにくく また組織学的活動性をより低くすると再燃しにくくなります。潰瘍性大腸炎でヒュミラが適した患者さんは レミケードで投与時反応 ステラーラ エンタイビオで効果ない、外来で治療可能な程度の疾患活動性 です。1年投与継続できると30%が完全粘膜治癒になります。副作用は感染症:6%で重篤な感染症は2%弱です。高用量で投与すると投与部位反応が増加します。(2%→4%)