2021/12/2 Crohn’s disease Expert Web Seminar
小腸病変に対するウステキヌマブ(ステラーラ)の可能性を探る
上記の演題で 慶應義塾大学の緒方先生、関西医科大学の長沼先生が司会をし 自治医科大学の山本先生、名古屋大学の中村先生、東京医科歯科大学の藤井先生が討論してくれました。クローン病症例は小腸に狭窄がある症例が多く さらにバイオ製剤は大腸より小腸で効きにくいのですが狭窄拡張をするとバイオ製剤の効果がよりよくなります。経腸栄養剤(エレンタール)の併用も重要です。重症で症状が激しい症例はステロイド投与後に抗TNFα抗体を投与すると狭窄がおこりにくくなるかもしれません。エンタイビオはステロイドと併用するほうがよいでしょう。小腸狭窄拡張後ステラーラを投与すると再狭窄を防げるかもしれません。治療介入後は約半年ぐらいで治療評価をしたほうがよいでしょう。