2021/4/5 COVID19 パンデミックにおけるIBDの診療の課題

岩手医科大学 消化器内科消化管分野 教授 松本 主之 先生

 

高齢者(>60歳)が新型コロナ感染症重症化のリスクです。クローン病より潰瘍性大腸炎患者のほうが重症化率は高い傾向です。ステロイドを漫然と長期に使用する(ステロイド≧20㎎日×4週)と感染のリスク 重症化のリスクが上昇します。ゼンタコートは比較的安全で全身への影響はなさそうです

イムラン アザニン ロイケリンの使用も重症化に関係するかもしれません

抗TNF-α抗体(レミケード ヒュミラ シンポニー)単独はサイトカインストームを抑えて重症化(集中管理室への入室率、挿管率)を抑制できるようです

エンタイビオ ステラーラ、ゼルヤンツも重症化に影響ないようです