2021/5/31 Ulcerative Colitis Web Seminar

 

東京慈恵会医科大学の猿田先生が基調講演をされ、東京医科歯科大学の藤井先生が潰瘍性大腸炎におけるステロイド イムラン ステラーラなどの使用方法を講演してくれました。潰瘍性大腸炎の治療目標は完全粘膜治癒で これが達成維持されると手術が減ります。また炎症が長く続くと大腸癌が発生し発生率は10年で1%、20年で3%、30年で7%です。ステロイド減量中に再燃した時はステロイド投与量を30㎎/日~40㎎/日に戻してイムランを併用します。ステロイドの効果がない場合にはステロイドは3日毎に減量します。再燃するまでの期間が短い場合や重症の場合はステロイド減量するさいにイムランを併用します。ステラーラは効果発現に1~2週ですがエンタイビオは2~4週です。ステラーラは維持治療の時 2か月または3か月毎の皮下注射なので利便性がよい治療薬です。