2022/2/26 IBD web forum

IBDにおける適正なステロイド治療を考える

東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 教授 松岡 克善 先生

 

[5-ASA製剤]:十分量を病変に届ける、服薬遵守、 [プレドニン]:十分量で開始する 寛解維持には用いない [イムラン] この3種類の基本薬を基本に忠実に使用すると約70%の患者さんが治療できます。ステロイド治療の原則は ○中等症:30mg/日~40mg/日、重症:1mg/kgを投与する ○維持には用いない ○3ヶ月で投与終了です 不十分量で開始するとステロイド自体が効果ないのか 量が足りなくて効果がないのか判断できません。また必ず中止します。ステロイドの効果があれば漸減して終了中止します。ステロイドの効果がなければ無効のため中止します。ステロイド減量中に再燃した場合はイムラン 生物学的製剤に変更して中止します。ステロイド減量して完全に中止後 中等症程度で再燃した場合や ステロイド減量中再燃し減量できなくなり慢性に経過する場合はイムランを導入します。高齢者にステロイドを投与すると特に副作用が懸念されますので 副作用をこまめに確認し早めに効果の判断することが必要です。最近の消化器内科へのアンケードではプレドニンの開始量として50%の先生は≧30mgでしたが 25%の先生は≦20mgでした。