2022/2/9 Ulcerative Colitis Web Seminar

潰瘍性大腸炎の治療戦略

-長期寛解維持を目指して-

上記演題で京都府立医科大学 内山 和彦 先生が講演されました

 

IL-12/23は自然免疫と獲得免疫の架け橋で 潰瘍性大腸炎の病態において IL12は急性期(発症 再燃) Il-23は慢性期(病態形成)に関与します。潰瘍性大腸炎の治療選択においては 粘膜サイトカイン 臨床的背景 患者背景 血液検査所見などを総合的に判断し適切な治療薬を選択することが長期の寛解維持につながります。潰瘍性大腸炎の重症度 疾患活動性からみた薬剤の選択では レミケード>ステラーラ>ヒュミラ、シンポニー>エンタイビオです。ステラーラは投与後2週ぐらいですぐに治療効果がでる患者さんもいます。外来で中等症の症例が良い適応で 8週で約70%の患者さんが寛解導入でき この患者さん達は1年後も90%で寛解維持されていました。