「IBD 全身ステロイド投与について」琉球大学 光学診療部 助教 金城 徹 先生

「IBD 局所ステロイド投与について」製鉄記念八幡病院 消化器内 部長 中村 滋郎 先生 お二人の先生がステロイドについて潰瘍性大腸炎、クローン病に対する効果 副作用をまとめてくれ その後discussionがありました。

 

ステロイドはクローン病に対しては0.6mg/kgを8~12週投与し終了します。重症潰瘍性大腸炎に対しては1mg/kg投与します。有効性は80%以上ですが内視鏡的寛解は30%未満です。関節痛などの腸管外合併症には短期間投与します。

副作用で重篤なものにニューモシスチスカリニ肺炎があります。高用量ステロイドを含む免疫抑制療法3剤の併用がリスクで薬剤の減量中に発症することがあります。ステロイドの注腸剤も内服薬と同様に副作用が発症し 頻度はステロネマ>プレドネマです。