2022/4/25 ジセレカ錠UC internet Live Seminar

新規JAK阻害薬FilgotinibがUC診療に与えるインパクト

~有効性と安全性の基本スペックから診療上のポイントを学ぶ~

 

上記の演題で北里研究所病院 日比 紀文先生が司会をされ 大阪医科薬科大学 第二内科 専門教授 中村 志郎先生がご講演されました。

 

JAK阻害薬はTh1, Th2, Th9, Th17をバランスよく効率良く抑制します。これまで実臨床で使用してきたゼルヤンツは全てのJAKを阻害するので高脂血症(JAK1)、血球減少(JAK2)、帯状疱疹(JAK3)などの副作用がありました。ジセレカはJAK1だけしか阻害しないので骨髄抑制が少ないのでイムランと併用可能です。治験において副作用は感染症 帯状疱疹 血栓症などはプラセボ投与の患者さんと同等でした。長期試験においても帯状疱疹は増加していません。帯状疱疹の発生について ジセレカは他のJAK阻害薬:ゼルヤンツ リンボック(日本ではまだ潰瘍性大腸炎に対して使用できません)より少ないようです。治験の成績からは 投与後の効果発現は早く ステロイドフリー寛解も長期に維持でき 薬剤中止後再燃に対しても再投与で高い有効性があります。ジセレカは生物学的製剤未投与の患者さん ゼルヤンツは生物学的製剤多剤不応の患者さんに投与するとよいかもしれません。