2023/3/1 Ulcerative Colitis Practice Seminar

潰瘍性大腸炎の治療効果判定におけるバイオマーカーの有効性

上記の演題で辻仲病院柏の葉 消化器内科部長/IBDセンター長 竹内 健 先生が講演してくれました

 

便中カルプロテクチン(FCP)は組織学的治癒のマーカーになる検査です。FCP:250~300以上に上昇したら白血球除去療法を5回施行すると 施行しなかった患者さんよりも再燃率が低かったと報告されています。臨床症状がはっきりしない患者さんにFCPを用いると有効性の判断が可能になり薬剤継続の判断の一助となります。FCPが低下しにくい場合は臨床症状がなくても粘膜は改善していないことが多いようです。