2024/10/23 IBD Frontier Meeting 2024

幼少期のマイクロバイオームの発達とIBD

杏林大学医学部 消化器内科学 准教授 三好 潤 先生

 

赤ちゃんの腸内細菌叢は母親から引き継がれますが胎盤を通るときに赤ちゃんに伝播していきます。3歳ごろまでに確立されます。帝王切開や妊娠中の抗生剤使用などで赤ちゃんの腸内細菌叢は影響を受けます。

子供のころに獲得した腸内細菌叢がその後も続いていきます。いろいろな研究から、潰瘍性大腸炎 クローン病発症の仮説として 幼少期(特に免疫発達のwindow期間)に獲得すべきkeystone microbesを得られず、適切な微生物叢の基礎作り、免疫教育の機会を逸する、そうすると微生物叢・宿主免疫機構が炎症性にインプリンティングされ、何か追加のイベントが生じると臨床的に潰瘍性大腸炎やクローン病が発症するという仮説もあります。