2024/12/10 あすかWeb講演会
腸内細菌叢と各種疾患の関わり
愛知医科大学医学部 臨床感染症 教授 三鴨 廣繁 先生 講演
オランダとフィンランドの研究ですが、腸内細菌叢に酪酸菌の割合が高い人は重症感染症の罹患率 死亡率、ウィルス性呼吸器感染症罹患率のリスクが有意に低いと報告されています。
運動選手は腸内細菌叢を変えると運動能力が向上するとの報告もあります腸内細菌叢は生活するうえで様々な影響を受けますが 逆に人体にいろいろな影響も与えます。
酪酸産生菌:C.butyricumはIFNの産生量を増加させることによりインフルエンザ コロナウィルス感染症において それらのウィルス量を減少させます。ビフィズス菌も短鎖脂肪酸産生促進を介してIFNの産生量が増加し抗ウィルス感染作用を示します。