2020/3/4 Crohn’s disease Web Seminar CDに対するBiologics治療 ~残された課題~

 

講演1:兵庫医科大学 炎症性腸疾患学講座内科 教授 中村志郎先生

ステラーラは活動性の低い症例により効果があり、活動性の高い症例に使用する際にはプレドニンやゼンタコート、絶食治療を併用して治療する。小腸粘膜の再生の効果があり 臨床的には頻回の術後で短腸症候群となり下痢が頻回の症例に効果があった。

 

講演2:滋賀医科大学 消化器内科 教授  安藤 朗先生

ステラーラの作用機序は小腸では natural killer cellの活動を抑制し、大腸では透過性の亢進をおさえる。

コラーゲン分解に影響しないので抗TNF-α抗体よりも潰瘍が治癒するとき狭窄しにくい。