2021/6/15 大分県領域横断勉強会
抗TNF-α抗体が臨床での治療に活かされている領域:皮膚疾患 関節リウマチ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)のそれぞれの講演がありました。その中で九州大学病院別府病院の堀内先生の講演の中で 潰瘍性大腸炎 クローン病の治療における 抗TNF-α抗体の有用性のメカニズムでは 膜型TNF-αを抑制することによる炎症細胞のアポトーシスが大切であると示されました。また 抗TNF-α抗体を使用しても 新たな癌の発生、 以前にあった癌の再発 このいずれも増加させないそうです。心血管イベントも減らすそうです。抗TNF-α抗体(レミケード ヒュミラ シンポニー)は感染症に留意すれば他の副作用は少なく、臨床効果の高い 安全に使用できるバランスのとれた薬剤です。